いやいや、なんともいえないことが起きていますね。それは、東京大学安田講堂前の地下食堂に飾られていた絵画が職員によって破棄されたということです。それが何でニュースになるの?と感じるかもしれません。

 

ですが、その絵画が著名人による大作だったということであればどうでしょうか?大きな問題となることは間違いないでしょう。確実に、職員はその絵画に対してなにも知らなかったことでしょう。

 

その絵画を描いたのは、宇佐美圭司さんという世界的に有名な画家です。時価は、数百万円はくだらない作品なだけに、東大に多くの問い合わせがありそうですね。大変なことになりましたが、もう絵は返ってきませんから、、、。

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宇佐美圭司の経歴は?

出典:梅香堂日記 – blog

1940年 大阪生まれ
1958年 大阪府立天王寺高校卒業
1963年 南画廊にて第1回個展
1969-72年 ロックフェラー財団の招聘により米国および欧州に遊学
1983年 美術文化振興協会賞受賞
2012年 歿(享年72歳)

宇佐美圭司さんですが、2012年に亡くなっています。つまり、破棄された大作は宇佐美圭司さんの経歴の中でも代表される作品で世界的にもファンが多いということです。武蔵野美術大学教授、京都市立芸術大学教授も歴任されています。

 

経歴で凄いのがロックフェラー財団の招聘により米国および欧州に遊学されたことですね。あの世界的な財閥ロックフェラー氏の財団に呼ばれることが相当な名誉なことです。他に日本人でいないんじゃないかな?

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宇佐美圭司の東大の作品は?

こちらが東京大学安田講堂前の地下食堂に飾られていた作品です。1977年に描かれたものでとても貴重な作品になります。宇佐美圭司さんが30歳代に作られた作品でそのころの作品が少ないだけにとても価値ある作品となっています。

 

宇佐美圭司さんのファンがみれば誰もが欲しくなる作品ですね。この壁画ですが、数少なくことも事実です。他作品を挙げてみましょう。

  • 東京大学生協中央食堂壁画作品(1977年)
  • 慶応義塾大学図書館ロビー壁画作品《やがて、すべてが一の円の中に》の ための 1/9 カルトン No.2(1982年)
  • 御坊市文化会館壁画作品《グラデーション・時の廻廊》(1984年)
  • 倉敷中央病院壁画作品《半透明吹き抜け屋台 No.1》(1988年)
  • 三重県総合文化センター壁画作品(1994年)
  • 三共株式会社研修センター壁画作品(1995年)

このように数少ない内の1つが破棄されるという悲劇が起きました。あ、近所の倉敷中央病院にも壁画あるんだ(笑)

宇佐美圭司の妻の爽子さんも画家?

実は宇佐美圭司さんですが結婚しておられ、妻は爽子さんというようです。爽子さんは宇佐美圭司さんが亡くなったあと後を追うようにして亡くなっています。その爽子さんも画家として有名でした。

 

ふたりの遺作をギャラリーとして展示しているのは娘さんの池上弥々さんです。頻繁には行われていませんが、定期的に展示会も行っているようです。

圭司さんの作品は、油彩や水彩など13点。円と人間のシルエットを繰り返し描き、独特の世界観を表現している作品が多い。細い線で海に降る雨の筋や雪を描くなど、アトリエから見える風景も作品に影響している。爽子さんの作品は、越前の土を使った食器やスケッチ画など。宮崎さんは「仲の良かった2人の歩みをぜひ見てほしい」と話している。

池上弥々さんは以前のインタビューでこのように語っています。自身の両親が描いた作品をその子供が受け継いで、、、なんかとてもロマンティックな気がします。今後、宇佐美夫妻の作品がまた注目を集めることでしょう。

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