
いっぱい食べたい人の味方と言えばファンケルから発売されているダイエットサプリメントの一つ、カロリミットですよね。
ライトグリーンのパッケージは発売から20年以上変わることなく、多くのダイエッターのカバンに入っていました。現在は他にもお茶などでシリーズ展開されています。
そんなカロリミットですが、食後に飲むと意味がないというのをご存じだったでしょうか?今回はカロリミットの効果が得られない飲み方について調査してみました。
カロリミットは食後に飲むと意味がない!?

サプリメントは薬と同じように食後に服用するもの、と思っていませんか。実はこの考え方はサプリメント摂取において間違っているのです。
サプリメントは薬ではない
まずサプリメントと薬はまったく違うものということを知りましょう。
薬は治療などを目的に病気の方が使うもの、サプリメントは健康な方が使うものを前提としています。
病気の方が使う前提である薬は強いものが多いため、胃などの消化器官に負担をかけないようにするために食後に服用することが多いのです。
対して健康的な方が使う前提であるサプリメントは用途によって食前、食後、はたまた起床直後など変わってきます。
例をあげるとビタミンやミネラル系のサプリメントは食後30分以内に、アミノ酸は運動前や空腹時に服用することで効果をあげます。
カロリミットのようなダイエットをサポートするサプリメントも、空腹感を抑えるものは食前、食べたもののカロリーをカットするのは食後とその作用によって大きく変化します。
カロリミットは○○系
カロリミットの主な効能は以下の2点です。
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 血中脂質の上昇を緩やかにする
食べたもののカロリーを取り消すというサプリメントではなく、これから食べるものに対して作用するため食後では効果が期待できないのです。
カロリミットの効果的な飲み方は?

食後に飲んでも意味がない、というカロリミットですが、どのように飲めば効果が期待できるのでしょうか?食事中?それとも食前?はたまた寝る前でしょうか?
カロリミットの効果的な飲み方
結論から述べるとカロリミットは食前に飲むことが推奨されています。
他にも、「1回につき3粒」「毎食でなく、脂質や糖質が多い食事の時の食前だけでも効果が期待できる」などルールがありますが、なぜ食前に飲むと効果的なのか身体の仕組みを踏まえて説明しましょう。
人間は食事を摂取すると、それぞれの成分が身体の必要なところへと流れていきます。
身体につく贅肉である脂肪の多くは、炭水化物などに含まれる糖分からできています。糖分は体内に入ると、まず血糖値が上昇します。
その血糖値を下げようとインスリンが働き、それらによって糖が分解され必要なところへと流れていきますが、過剰に摂取した場合は脂肪となって体内に蓄積されてしまうのです。
カロリミットは過剰に体内に残ってしまった糖分が脂肪になってしまわないように働きかける成分が含まれています。
以下の図をみると食べ物の流れが理解しやすいかと思います。
引用元:ファンケル公式サイト
カロリミットは体内に入ってきた栄養に対して働きかけるため、食後に服用してしまうと作用するまえに栄養たちが体内に取り込まれた状態になってしまいます。
食前に服用することで、後から体内にはいってきた栄養たちに働きかけることができるのです。
カロリミットは食後だと意味がない?のまとめ
いかがでしたか?カロリミットは体内に入ってきた食事に働きかける成分をもったダイエットサプリメントでした。
そのため、多くの薬のように食後に飲んでも意味がありません。食前に飲むほうがより効果を期待できますので、忘れずに飲むようにしてくださいね。